Crossing House
交わる家

Concept
二つの手の中にふくらみをつくり合掌したようなイメージ。
旭川の住宅地にある敷地。両隣は境界近くまで二階建ての外壁がせまっていて、窓等を設けたり何らかのコミュニケートするには不向きであった。敷地の奥の方が開けていて落ち着きも良かった。
高さの異なるの二つの片流れのボリュームが斜めに交わることで、平面だけでなく高さにも変化が加わり、居間の吹抜けを介して二階との独特なつながりが生まれる。
敷地の中で一番気持ちの良い位置に居間を計画し、そこから台所、寝室、二階の個室へつながるプランとした。朝日の差し込む位置に計画した寝室によってテラスが閉鎖的にならないように、居間と外とのつながりを広い角度で開いた。それをきっかけに、居間以外の部屋を斜めに配置して、奥行きを長くした。
DATA
所在地 北海道旭川市
用途地域 第二種中高層住居専用地域
敷地面積 355.82 ㎡
建築面積 140.97 ㎡(43.46坪)
延床面積 171.26 ㎡ (50.70坪)
構造規模 木造在来、地上2階建て